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インタビュー 2023.01.15

TEXT:木田 正人  PHOTO:木田 正人

森を起点にネットワークが広がっていく…

筒井宏典さんのプロフィールを見る

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大学卒業後、自動車会社に就職。以来、仕事と家庭に忙しく、実は学生時代は結構アウトドア派だったのだが、なかなかできずにいたという。 仕事関係の展示会に出展していたところ、隣で行われていたアウトドアの展示会で魅力的な話を聞き… おもしろそうと直感した筒井さんは、その1週間後、檜原村へ… あれから1年。今ではほぼ毎週キャンプをしている。今日も森の中のテントサイトでお話を伺いました。

木田:筒井さんはどちらにお住まいなんですか?

筒井:東京都町田市です。

木田:お仕事は?

筒井:自動車会社で新しい色の開発をしています。

木田:これまで森とは縁があったんですか?

筒井:全くなかったです。クルマの展示会があって出展してたんです。

木田:はい…

筒井:その隣のブースでアウトドアの展示会があって、そこに青木さんが来ていて…

「呼吸の時間ですよ」の運営メンバーの1人である青木は、檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」の代表。会社所有の森林の一部をキャンプ場とするサービス「MOKKI NO MORI」のPRでアウトドアショーに出展していた。

MOKKI NO MORIは”森の生活を楽しむ”会員制のキャンプ場で、檜原村に4ヶ所、合計45ha(東京ドーム10個分)の広大なフィールドを持つ。

木田:そこで話を聞いたんですね?

筒井:そうです。そこで青木さんからMOKKI NO MORIの紹介を受けまして、その1週間後にちょうどあった見学会に参加して、すぐ会員になりました。

木田:1週間後は早いですね。

筒井:トントントンという形で…。

木田:アウトドアに興味はあったんですか?

筒井:実はあったんです…

木田:それはどこかで聞いて、おもしろそうだと思ったんですか?

筒井:やってたんですよ、昔。

木田:そうなんですか?

筒井:ええ、30年ぐらい前。学生の頃…

木田:実はこのインタビューでは毎回、その人の二十歳の頃はどんなふうだったのか聞いてまして…

筒井:そうなんですね

木田:そうなんです 笑

筒井:大学でサイクリング部をやってて、自転車に道具を積んでキャンプやったりしてました。北海道なんかは、フェリーで行って、キャラバン隊みたいに荷物を自転車の前にも後ろにも、荷台にもつけて、1日100km以上ですかね、走って、その場でキャンプというのをやってました。

木田:わ〜、おもしろそう。元々結構やってたのが、一時離れていたという感じなんですね。

筒井:そうそう。

木田:話、戻りますが…、青木へは筒井さんから話しかけたんですか?

筒井:どっちだったかな…。興味があったんで、何やってるんですかと聞いたら、紹介されまして。

木田:もし、隣の出展に青木がいなかったら…

筒井:やってないです…。あるいは、やってたかもしれないですけど、今みたいに毎週キャンプするのとは違ったかもしれないです。これも何かの縁ですね 笑

木田:ここの楽しさは何ですか?

筒井:だだっ広いじゃないですか、それが何か面白そうだなと思って。あとは会員同士のつながりですね。夜、一緒に酒飲んだりとか楽しいです。

木田:いいですね。

筒井:仲間が増えていくんですよ。森を起点にネットワークが広がるというか。ここに来てなかったら会わなかっただろう人とも知り合えたり…

木田:会社の方にもこの楽しさを知ってもらいたいですか?

筒井:そうですね。会社の人たちには毎週こんなのやってるよと、写真見せたりしてるんですよ。

木田:皆さんの反応は?

筒井:すごいね、という感じです。子供がまだ小さかったりするとできなかったりするので、羨ましがられたり。

木田:森のいいところは何でしょうか?。

筒井:落ち着けるところ。

木田:この気持ちの良さ、広げていきたいですね。

筒井:一度、会社の若い子を連れて来て宿泊したことがあるんですが、楽しそうでしたね。

木田:良かったです。

筒井:ええ。

木田:それにしても、ほぼ毎週はすごいですね。

筒井:初めは非日常を楽しもうとこっちに来てたんですけど、いつの間にか、こっちが日常になってきました 笑

TEXT:木田 正人  PHOTO:木田 正人

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